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ふと、夜空を見上げ、卒爾として思う。随分と長生きしたものだと。30前にインスリンを導入して以来、取り敢えず、50を目標にやって来た。目標はとっくにクリアである。子供達も片付きつつある。充実した人生であったとは、思う。然し、人生の終盤を迎えるに当って、いろいろと悔いを残した事に気が付いた。 |
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冬三角の一つ、おおいぬ座のシリウスが冬の街灯の様な淡い光を放っている。其の昔、高校の時分に同じ星を見上げながら、将来の夢などを語り合った事を思い出した。其の夢の中の一つに小説を書いてみたい。というのが、あった筈だ。結局、そう謂う職には就かずに今に至っている。人間、打算と功利の中で、己の理想と現実を換骨奪胎しながら、何とか世の中を渡っていっているのだ。 |
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ふと、プロキオンに目を移す。子供の頃見た時と同様、柔らかい光を放っている。そう謂えば、子供の頃思った事。大人になれば、字が綺麗になる。文章が巧緻になる。お金が自由になる。ビールが美味しくなる。お化けが怖くなくなる。そう、思っていた。全ては、冬の日の柔らかな陽射しの如く、幻想であったのかもしれない。 |
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ベテルギウスに目を移す。淡い赤みを帯びた光を放つ此の星は、極、近い将来、消滅を定められた星である。今、私は、昔日の夢を叶えつつある。最近、増え始めた余暇を利用して書き物をする様になった。自分でも割りと此のライフワークを気に入っている。細やかな希があるとすれば、願わくば、其れが完結するまで、此の命を永らえられますように。 |
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まじなか君渾身のラノベ。赤燈台物語リンクはこちら。
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