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恵林寺




武田家の菩提寺であり、彼の有名な 快川紹喜による、心頭滅却すれば火もまた涼し、の偈はあまりにも有名である。

武田氏の菩提寺として知られ、武田家滅亡の象徴として、広く知られている。が、其の焼き討ち事件の3ヵ月後に本能寺の変により、信長もまた滅亡への道を歩むのである。
諸行無常と謂う言葉が虚しく響く。

恵林寺(ウィキペディア)

恵林寺(公式)


MONOLOGUE5
先程から、うたさんが『えりんぎ、えりんぎ』と同じギャグを此れでもかと、執拗に連呼する。中々に喧しい。45年前と、全く変っていない処に、妙に安堵する。あきらめかけていたほうとう屋が、恵林寺の門前にあったので、すかさず、飛び込んだ。然も、冷しほうとうがある。
先生には『邪道だ』と怒られそうであるが、滅法、うまかった。

ほうとう(ウィキペディア)


MONOLOGUE5
三伏閉門披一衲
兼無松竹蔭房廊
安禅不必須山水
滅得心中火自涼

そもそもは、杜荀鶴による「夏日題悟空上人院」が元ネタであり、快川紹喜の偈は、此の七言絶句の結句である。

MONOLOGUE3
信玄公の居館である躑躅崎館より、約三里程北東の塩山にある。塩山と謂う地名からも、昔は塩が取れたのであろうか?昔の足では躑躅崎館からの日帰りでの往復は難しかったものと思われる。

MONOLOGUE4
閑静な佇まい、実に幽玄なお寺である。流石、武田家の菩提寺と謂った処であろうか。此の季節にあり乍ら、風通しがよく、色無き風が渉って行った。此の方丈で昼寝をさせてもらえれば、3時間は熟睡出来る自信がある。
境内には柳沢吉保の像が蔵置されていた。

柳沢吉保(ウィキペディア)


MONOLOGUE5
無計画ながらも、無事にほうとうも食べられた事だし、まずは、重畳至極。さて、そろそろ、おうちにかえろうか。

追伸:うたさんが子供の頃葡萄狩りに来て、駅を一歩出ると葡萄畑だった駅は甲府駅でなく、此処で無いかと。

勝沼ぶどう郷駅


(写真は恵林寺)


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